骨粗しょう症外来

骨粗しょう症外来

Osteoporosis

骨がもろくなって、骨折しやすくなる病気です。骨折を予防することは「寝たきり」にならないために大切なことです。骨密度を図って、骨のもろさを調べます。転倒による大腿骨や腕の骨折、脊椎の圧迫骨折などを予防しましょう。

対象疾患 骨粗しょう症(ステロイドによるものも含む) 診療内容 骨粗鬆症に関する問診・QOL評価表の記入、FRAX(WHO骨折リスク評価ツール)の測定、採血(骨代謝マーカーの測定)、画像検査(腰椎レンゲン、腰椎・大腿骨DXA)
詳しくは詳細ページをご確認ください。

骨粗鬆症外来

●骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。 日本には約1000万人以上の患者がいるといわれており、特に女性に多くみられる疾患です。骨粗鬆症の有病率は女性で年齢が高くなるほど増える傾向にあり、50歳代女性の10人に1人、60歳代女性に5人に1人、70歳代女性の3人に1人、80歳以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症と言われいてます。

●骨粗鬆症の症状

骨がもろくなる骨粗鬆症ですが、発症初期は痛みはなく症状はありません。しかし、骨がもろくなっている状態ではつまずいたり転んだり重たいものを持ち上げたときなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、脊椎、手首、太ももの骨などです。 骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりします。

●骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症は加齢による骨量の減少や、とくに女性は女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。そのほかに家族に骨粗鬆症にかかった人がいるかなどの遺伝的な要因や生活習慣も影響を及ぼします。骨粗鬆症に関わりのある生活習慣はカルシウムやビタミンD、ビタミンKの摂取不足、運動不足、喫煙、アルコールの過剰摂取があげられます。

●骨粗鬆症の検査

X線を用いた骨密度測定(2重エネルギーX線吸収法)
骨代謝マーカーの血液検査
 ※痛みがあり骨折を疑われる場合はレントゲン検査を行います

●骨粗鬆症の治療

骨粗鬆症治療の目標は、骨強度を高めて骨折を防ぎ、QOLを保つことです。 内服薬や注射(ビスホスホネート製剤、カルシトニン製剤など)などによる薬物治療を中心に、食事療法と運動を並行して行っていきます。

●骨粗鬆症予防のため取り入れてほしい生活習慣

・カルシウムを十分にとる(1日700~800mg)
・ビタミンDをとる(1日10~20μg)
・禁煙
・アルコールは控えめにする
・適度な運動(ジョギングなど)
・1日15分程度日光浴をする
・骨粗鬆症検診などを活用した定期的な骨密度チェック

PAGETOP