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お知らせ2022.06.20

頭痛でお悩みの方へ

頭痛は日常生活に支障をきたす症状のひとつです。頭痛のほとんどは辛いけれども生命には関わらない頭痛が多く、代表的には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。まれに生命にかかわる疾患(くも膜下出血や脳動脈解離、脳血管攣縮、脳腫瘍など)が潜んでいることがあります。

日本では成人の約8%が片頭痛にかかっていると報告され、女性が男性の3~4倍多いことが明らかになっています。

 

 

<頭痛の種類>

片頭痛

くりかえす頭痛が出現する発作性疾患で、場合によっては一生涯繰り返す頭痛と言われています。

片頭痛は発作的に起こり、片側にズキズキと脈打つような痛みが4時間~72時間持続することが特徴です。吐き気やめまいを伴うこともあります。前触れとして視界にキラキラとした光やギザギザとした光が見えたり、音や匂いに敏感になりやすくなります。階段の昇降などの日常的な動作で頭痛が強くなることがあり、就業や学業、家事など日常生活への影響も大きい頭痛です。

 

緊張型頭痛

肩こりなどを伴う頭痛です。頭痛の中で最も多いもので、重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。ストレスの影響が大きく、パソコン作業を長時間する人にもよくみられます。毎日、あるいは数時間~数日にわたり起こります。

 

群発頭痛

片側の目の奥がえぐられるような強烈な痛みが起こります。年1~2回ほど発症し、頭痛が起こる群発期には1から2時間の激しい痛みが長期間続くことが多いです。

 

<頭痛が出たときに行う検査>

神経学的診察

CT・MRI検査:頭部の画像検査を行うことで脳腫瘍や脳出血などの頭痛を起こす疾患があるかどうか鑑別します

 

<頭痛を和らげるために>

頭痛は他の人に理解されづらい症状でもあるため、そのつらさを我慢してしまい専門外来へ受診につながるかたはそれほど多くはありません。昨今では片頭痛に対する新たな治療薬が販売されるなど選択肢が広がっていますので、学業や仕事、家事へ影響が出ている方はぜひご相談ください。

生活習慣や痛みとの向き合い方など片頭痛への日常生活での対処法について記載していますので、こちら(片頭痛を和らげるために)もご覧ください。

 

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