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お知らせ2022.04.02

アレルギー検査・花粉症治療について

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)はスギ、ブタクサ、シラカバなどの花粉が抗原(アレルギーの原因物質)となって起こるアレルギー疾患の一種です。厚生労働省の調査によると、わが国のスギ花粉症の患者数は人口の約16%に上ると推定され、この20年間急増しています。

 

花粉症の主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。

 

花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、蕁麻疹、アナフィラキシーなどのアレルギー症状がある方に当院では、少量の採血で行う血清特異的IgE検査を行っております。

血清特異的IgE検査は卵白・小麦・エビ・カニ・肉類・トマトなどの食物、スギ・ヒノキ・カモガヤなどの植物、ネコ・イヌなどの動物、ハウスダスト、ラテックスなどの36-48項目のアレルゲンを一度に検査する事が可能です。

詳細な結果については採血後4-5日程度で結果が分かります。

 

アレルギー検査の結果、スギ花粉症やダニによる花粉症・アレルギー性鼻炎がある方には、当院では根本から治す可能性があると言われる舌下免疫療法(シダキュア、ミティキュア・アシテア)をお勧めしております。

シダキュアはスギ花粉を原料とした毎日少量ずつ体に取り込むことでスギ花粉に体を慣らしていき、アレルギー症状を和らげる治療法です。適応年齢は5歳以上で、お子様から成人までの花粉症治療としても広く使われています。治療期間は2年以上で3~5年間が推奨されており、花粉が飛んでいないシーズンも含めて毎日シダキュアを服用し、年単位で継続することで治療開始した約80%の患者さんで有効性が認められ、花粉症を抑えることができるようになっています。

治療開始時期はスギ・ヒノキの花粉飛散シーズンが終わる6月~11月に開始することが望ましいとされています。

 

花粉症の症状で学業や就業に影響が出ている方や、アレルギーのお薬で眠気が出てしまう、アレルギーのお薬を減らしたいなどお気軽にご相談ください。

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